12月22日
<都南自動車教習所/h2>

開催場所：神奈川県　座間市 都南自動車教習所
パラモトライダー：4名
SSPスタッフ：約55名
天候：晴れ

 公益社団法人SSPは、パラモトライダー体験走行会を神奈川県座間市にある「都南自動車教習所」で開催いたしました。12月に入って2度目、そして年内最後の「パラモトライダー体験走行会」は、年の瀬も押し迫った中でしたが、総勢60名を超える参加者が集まりました。早朝はまだ雨が残っていましたが、体験走行会開始前にはその雨も上がり、日中はしっかり陽射しも降り注ぐ中での開催となり、参加したパラモトライダー4名ともに事故もなく無事に走行会を開催することができました。
今回は、体験走行会の経験のある脊髄損傷と脳性麻痺の2名と、今回が初参加となる視覚障がいの2名の計4名が走行しました。ベテラン勢が多数参加しているボランティアスタッフが「緊張気味」の各パラモトライダーを、冗談を交えながらのトークと、手や腕をさすり、リラックスをさせながら走行をサポート。走行を終えると温かい拍手でライダーたちを迎えました。この日も笑顔とちょっとの涙で満たされた一日となりました。
これで2025年のSSPパラモトライダー体験走行会は終了となります。2026年は、まず1月31日（土）～2月1日（日）に岩手県滝沢市にありますツガワ未来館アピオ（岩手産業文化センター）で開催される「AJ東北 バイクフェスタ2026 in岩手」に参加します。また、3月にはSSPライトを相模原公園で行うなど、2026年も各種企画を予定しております。箱根でのツーリング企画「やるぜ！箱根ターンパイク」も5回目の開催に向けて準備を進めております。
これからもオートバイでつながる輪を大切に進めてまいります。

朝の雨が嘘のようにしっかりと好天に恵まれ、ポカポカと陽射しのぬくもりを感じられる一日となり、大勢のボランティアスタッフとともに、無事に事故なく「パラモトライダー体験走行会」を開催することができました。


4度目の体験走行会となった明見さん。今回は愛車のバイクのイラストの入ったマイヘルメットを持参。「腕に力が入っちゃって、緊張もしていたので、前半で体力を使っちゃった感じでした。でも箱根のツーリングを目指してこれからトレーニングも頑張ります」と語ってくれました。


3回目の参加となった脳性麻痺の松崎さん。「寒さもあってか身体がガチガチ。さらに走行でも緊張でガチガチでした」とコメントしていましたが、乗車中も乗車後も満面の笑みで「課題が見つかったので次回はそれを克服できるようにしたい」と非常に前向きです。


視覚障がいの児玉さんは初めての参加です。原付スクーターの経験しかないということで、まずはバイクがどんなものか、そしてクラッチ操作などをすぐにマスターし、しっかりと走行していました。「たくさん教えていただいて、楽しむことができました」と笑顔で話してくれました。


同じく視覚障害の植村さんもクラッチ付きのバイクは初めて。でも最後にはまっすぐ走れるようになっていました。「ハンドルをまっすぐにしてるつもりなんですけど、腕が突っ張っちゃってて、気が付かないうちに曲がっちゃいうことがどうもあるみたい。もっと腕の力を抜いて楽に走らないと」と早くもライダーとしての資質が感じられました。