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活動報告

4月21日
向ヶ丘自動車学校

開催場所:向ヶ丘自動車学校
パラモトライダー:7名
SSPスタッフ:約50名
天候:晴れ

 公益社団法人SSPは、Side Stand Project(SSP)パラモトライダー体験走行会を神奈川県川崎市にある向ヶ丘自動車学校で開催いたしました。今回は、通常の体験走行会とは異なる新たな試みも、体験走行会と同時にこの場所で行われることとなりました。


 桜の季節も過ぎ、夏日を記録することも多くなった4月中旬。この向ヶ丘自動車学校では一年半ぶりの体験走行となりました。この日集まったボランティアスタッフもいつも以上に多くがバイクで来場しており、まさにバイクに乗るには最適ともいえる時期の開催ということを物語っておりました。ただ紫外線は強く、体験走行会が終わるころには顔や腕が真っ赤に焼けてしまったスタッフも多くみられました。

 今回は程度の違いはありますが、いずれも脊椎損傷の障がいを負ったパラモトライダー4名が参加しました。また全員が2回目の参加ということで、プログラム自体もいつも以上にスムーズに進行することができました。

   さらに、今回は新たな試みとして、箱根でのツーリングイベント「やるぜ!!箱根ターンパイク」に参加しているライダー向けにバイクを練習する機会を設けることとしました。自動補助輪を装着した大型バイクを持ち込んで、自動車学校の外周路を使用しての走行を行うことができました。

 これからもこの活動をさらに広げていけるよう、オートバイでつながる輪を大切に進めてまいります。


好天にも恵まれ過ごしやすい気候の下、体験走行会と箱根に向けた練習会を同時に開催。多くのボランティアスタッフに助けてもらいながら無事に終了することができました。


「一年半ぶりの参加ということで正直不安でしたが、走行前に手押し自転車での練習もさせていただいて、ハンドルで操作をする感覚を思い出せて走行することができました」と赤澤さん。


昨年末の体験走行会に参加してから4か月ぶりのバイク乗車となる岡野さん。「すごく楽しかった。『次は(ステップアップで)外周路ね』と言われたことがうれしく、次回の参加が楽しみになってきました。速くギヤ操作をしてみたいです」と感想を語ってくれました。


赤澤さんと同じく1年半ぶりの走行となった野島さんは、「バイクの楽しみの一つに風を感じるっていうことがあると思いますが、ほんの少し風を感じることができましたので非常に満足しています」と話してくれました。


最後は熱中症気味になってしまいながらもきっちり走行を終えた吉富さんは「冬の間に筋トレしてきたこともあってうまく乗れたかなと思います。また身体のバランスがずれているので、そのあたりをもう少しうまく調整して乗れるようにしていきたいです」とコメントしてくれました。


今回は3名の箱根占有ツーリング経験者が、自動補助輪を装着した大型バイクで練習を開始。自動補助輪を車両に装着しているため移乗以外は、発進と停止を繰り返してもボランティアスタッフの手を借りることなく走行を重ねることができました。