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活動報告

2月12日
平塚競輪場

開催場所:平塚競輪場
パラモトライダー:4名
SSPスタッフ:約50名
天候:曇りのち晴れ

 一般社団法人SSPは、Side Stand Project(SSP)パラモトライダー体験走行会を神奈川県平塚市にある平塚競輪場(ABEMA湘南バンク)で開催いたしました。昨年に引き続いての開催となりましたが、今回は晴天に恵まれ、昨年の「大テント下ステージ」とは異なり、「バス乗り場」での体験走行となりました。


 前週まで各地で猛威を振るっていた寒波もおさまり、風は強いものの無事に晴天の下で開催をすることができました。今回は視覚障がいを持つ2名と、右義足、左上肢麻痺の各1名の合計4名のパラモトライダーが参加。また初参加も含め多くのボランティアスタッフにも参加をしていただきました。また前回に引き続いて今回も平塚競輪場所属の2選手もボランティアとして参加し、この体験走行会を盛り上げていただきました。

 これからもこの活動をさらに広げていけるよう、オートバイでつながる輪を大切に進めてまいります。


この時期としては非常に過ごしやすい一日となり、無事に終了することができました。現役競輪選手の高木隆弘選手と安藤宜明選手にバイクを押してもらっての走行の時間もありました。


「急遽空きが出たということでラッキーにも2回連続での参加となりました」と金子さん。視野狭窄を患っていますがしっかりした走りで「だいぶ慣れてきました。今日は直線だけでなくカーブも走れて不安はなくなってきました」と話してくれました。


ボランティア参加として体験走行会にいつも顔を出していただいているものの、バイク乗車体験は実に1年2か月ぶりの走行となった視覚障がいの竹村さん。「車両の傾きを実感しましたし、それを戻すこともできました。見えていたときと同じ感覚が戻り、今日は大きな収穫がありました」と。さらに、次はサーキット走行を、という思いも語ってくれました。


右のひざ下から義足の東方さんは、持病の糖尿病の状態悪化などもあり、これまでに2度体験走行会への参加を断念していました。そして今回が3度目の挑戦となりましたが、無事に走行することができました。「体重移動ができなくてハンドルだけで舵を取るのは緊張したしちょっと怖かった。2週間後には還暦になりますが、その良い記念になりました」と話してくれました。


左腕が全く動かすことができない小山さんは11か月ぶり2回目の体験走行でした、今回もハンドルの右側にクラッチレバーを移植するカスタムを施した車両で走行。「前半は良かったのですが、後半は疲れてきちゃったこともあってダメでした。もっとしっかり体力づくりをして次回に臨みたいと思います」とコメントしてくれました。