12月23日
埼玉県 ファインモータースクール上尾校
開催場所:埼玉県 ファインモータースクール上尾校
パラモトライダー:5名
SSPスタッフ:約50名
天候:晴れ
一般社団法人SSPは、2024年最後となるSide Stand Project(SSP)パラモトライダー体験走行会を開催いたしました。箱根での「やるぜ!箱根ターンパイク2024」開催からわずか3週間ほど、そして年の瀬も押し迫ったタイミングでの開催でしたが、多くのボランティアスタッフ、そして今回初参加となる5名のパラモトライダーが集結いたしました。この日の上尾市周辺は快晴に恵まれました。冷え込みもあり、時折風が強く吹くこともありましたが、比較的穏やかな一日となりました。今回もファインモータースクール上尾校のサポーター(指導員)スタッフもボランティアとして参加し、さらに校舎の開放していただいたことで、校舎内で昼食を摂ったり、暖を取りながらの体験走行会とすることができました。年末の交通集中による渋滞でスタッフの到着遅れなどもあったことから、若干タイムスケジュールの遅れがありましたが、無事に5名の体験走行を終えることができました。これで年内のSSPパラモトライダー体験走行会は終了となります。次回は2月12日(水)、神奈川県平塚市にある平塚競輪場(ABEMA湘南バンク)での開催を予定しております。
4回目となったファインモータースクール上尾校での開催。今回は新たに5名のパラモトライダーが誕生することとなりました。
農作業中の事故による脊椎損傷で車いす生活を余儀なくされている岡野さんは「最高の体験でした。もっと乗りたいという気持ちでいっぱいです。もっとこの体験走行会に参加して、ほかのパラモトライダーに追い付きたい!」と話してくれました。
網膜色素変性症で視野狭窄を患っている金子さんは、3年ぶりのバイクに「補助輪にはなかなか慣れなかったですが、このコースを走行する分には問題ないことがわかりました。もう少し慣れが必要だということも感じたので、また走りに来たいと思います」とコメントしてくれました。
右半身麻痺で右手をハンドルに掛けることも難しい状態の吉留さんは左手で上手にクラッチ操作をしながら走行。走行直後には「まだまだだなぁ」と感想を漏らしていましたが、「もっと練習したいです。それで徐々にうまくなっていければ」と次回の走行を心待ちにしている様子でした。
すでにボランティアとしてこのSSP体験走行会への参加経験もある脳性麻痺の松下さんですが、パラモトライダーとしてバイクに乗るのは初。今回は勤務先の同僚も駆けつけ、この活動をもっと認知してもらいたいということで社内報用の取材も行われました。
先天性の弱視で現在は右目が完全に失明という川島さん。「最初はいろいろな操作に頭がこんがらがってましたが、皆さんの丁寧な指導のおかげで落ち着いてきて、走行をしていることを味わう余裕も出て気持ちよく走れました」と話してくれました。