4月19日
袖ヶ浦フォレストレースウェイ
開催場所:袖ヶ浦フォレストレースウェイ
パラモトライダー:6名
SSPスタッフ:約55名
天候:晴れ
一般社団法人SSPは、Side Stand Project(SSP)パラモトライダー体験走行会を袖ケ浦フォレストレースウェイで開催いたしました。
この袖ヶ浦のサーキットでは、パラモトライダー体験走行会の初開催の場所であり、
昨年の5月以来の約1年ぶりの開催となりました。
この日は、風が強いものの、早朝から好天に恵まれました。今回の走行会は、ステップアッププログラムを終えた
パラモトライダーのみの開催となり、これまで何度もこの体験走行会に参加しているメンバーが集まりました。
脊椎損傷の2名に、半身麻痺1名、義足の2名という5名のパラモトライダー、そしてここにSSP専属パラモトライダーの青木拓磨(脊椎損傷)
も加わった6名が参加しての走行となりました。古参のボランティアスタッフも多く、和気あいあいとした雰囲気の中で走行が行われました。
今回はSSPサポーターのSDG株式会社(2024年4月に「昭和電機」から社名を変更しています)様より、
ホンダCRL Africa Twin DCT、ヤマハR1、スズキGSXーS1000GT、カワサキninja 1000SXの4台の車両提供をいただき、
これまでサポートいただいているBMWとKTMの2台と合わせて、6台を同時に走行が可能となりました。
これからもこの活動をさらに広げていけるよう、オートバイでつながる輪を大切に進めてまいります。
久しぶりのサーキットでの走行会ということで、各パラモトライダーは
レーシングスーツを着用しての走行となりました。
吉村さんは、大分からクルマを自走してこの走行会に参加していただきました。
事故前に憧れていたバイクについに乗れたということで「とても楽しかったです。
遠くからの参加でしたが、来た甲斐がありました。次は鈴鹿か箱根に参加したいです」
と話してくれました。
早岐さんは自身のバイクを持ち込んでの走行でした。「走行中はずっと(青木)宣篤さんに走り方を
指摘されながら、マンツーマン指導をしていただいちゃいました。もう手が攣りそうです。
これからもっとリハビリをしていこうと思います」とコメントをいただきました。
右足膝上義足の丸野さんは「1年ぶりの袖ヶ浦のコースをしっかりと楽しむことができました。
今回は最新の国産モデルへの乗車ということで、最新技術の進歩を実感しました。
いい天気でしたし、今回もボランティアの皆さんにしっかりサポートしていただき、
良い機会になりました」とコメントしてくれました。
古谷さんは「今回は3回車両を乗り換えて走行ができたので、日本車と輸入車の車両の考え方の違い、
味付けの違いということが分かりました。乗車姿勢のきつい車両もあったりして、
いろいろと楽しめました」とこの日のプログラムについて好感を持っていただきました。
右下腿切断のかわけいさんは初めてのサーキットとなりました。「とても緊張しました。3回走行をしましたが、
その最後の回はスタート前にパニックになってなんだか急に操作がわからなくなってしまって…(笑)。
走り出してしまえば問題はなかったんですが。皆さんには心配をかけてしまいました、スイマセン。
実は2輪は小型免許しか持っていないのですが免許を取りに行こうかな、という気になってきました」
と新たなステップを検討しているようです。
青木拓磨は久々の大型オートバイでのサーキット走行を堪能して、
みんなを楽しませるライディングを披露