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活動報告

12月4日
公益財団法人JKA
オートレース選手養成所

開催場所:公益財団法人JKA オートレース選手養成所
パラモトライダー:5名
SSPスタッフ:約35名
天候:晴れ

 一般社団法人SSPは、通算32回目となる、Side Stand Project(SSP)パラモトライダー体験走行会を筑波サーキット内にあるオートレース選手の養成所で開催いたしました。この養成所での体験走行会は今回で4回目となります。今回も、施設内の整備工場棟、駐車場、そして一周500mの競走路お借りしての開催となりました。

 前回開催の熊本でのパラモトライダー体験走行会でも寒さの厳しい中での開催でしたが、12月に入ったこの日の筑波周辺は、若干冷たい風があるものの、朝からたっぷりと陽ざしが降り注ぐ、非常に過ごしやすい一日となりました。この今年最後の走行会には、視覚障がいを持つ3名と、右下腿切断、脊椎損傷の5名のパラモトライダーが参加し、無事に体験走行を行うことができました。

 これからもこの活動をさらに広げていけるよう、オートバイでつながる輪を大切に進めてまいります。


今回もオートレース選手養成所の建物と駐車場、
そしてコースをお借りしての開催となりました。
整備工場内には競争車両を展示していただき、
参加者がまたがってみたり、
その特殊な車両に見入る場面もありました。


視覚障がいの竹村さんは、
9か月ぶりの走行にもかかわらず走行の感覚が戻って来ているようで
「今日は補助輪も触れることなく2輪だけで走行もできましたし、100点ですね」
とにこやかに話してくれました。


視覚障がいの渡辺さんは
10月の体験走行会に続いて
2回目の参加となりました。
「前回の感覚が残っていたみたいで、イメージしていたより走れました」と
この日の走行を振り返ってくれました。
「すごく楽しかったし、もっと上手に乗りたいです」
ともコメントしてくれました。


パラモトライダー体験走行会初参加のかわけいさんは
4年前に交通事故で右足を切断。
今回唯一オーバルコースでの走行を体験することができました。
「人生初の大型バイクで、初めてのバンクでしたが、
気持ちよく風を感じることができいい経験でした。次も絶対参加します」と
今後の参加にも早速手を挙げていました。


今回は九州から参加の竹下さんは、
先月の熊本での体験走行会に続いての参加となりましたが、
「熊本ではうまく乗れるようになったし、そのできた時の感覚も覚えているのに…」と
走行後にひどく悔しがっていました。
でもそんな日もあります。焦らず一歩一歩、やっていきましょう、とボランティアスタッフも声をかけておりました。


6月の体験走行会の続いて
2回目の走行となったのは視覚障がいを持つ金子さん。
前回はクラッチをつなぐだけでアクセルを開けるのも
シフトアップもできなかったので
今日は少しでもステップアップをしたいということでしたが、
金子さんもスタッフが驚くほどまっすぐに
走行することができていました。