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活動報告

10月2日
向ヶ丘自動車学校

開催場所:向ヶ丘自動車学校
パラモトライダー:5名
SSPスタッフ:約40名
天候:晴れ

 一般社団法人SSPは、昨年の6月以来となる向ヶ丘自動車学校でのSide Stand Project(SSP)パラモトライダー体験走行会を開催しました。今回は、5名のうちこの体験走行会初参加3名となりました。2回目となるパラモトライダーによるツーリング企画「やるぜ!!箱根ターンパイク」を終え、また新たなパラモトライダーをメンバーに迎え入れることとなりました。

 秋らしい気候に入れ替わり、朝から少し風が強く吹き過ごしやすい気候となりました。その風も弱まり、非常に穏やかな中で、しっかりとていねいに体験走行を行いました。今回は新たな試みとして、ライダーの装備をレーシングスーツではなく、プロテクターを装着する形での走行となりました。スーツの着用が発汗作用に障がいを持っている方が脱水症状になる危険性がある判断によるもので、今後もサーキット走行時以外は、ライダーの負荷を低減していきます。

 次回のSSPの活動は、箱根に続いてのツーリング企画となる「相模原市 宮ケ瀬湖 SSP 北岸道路ツーリング(2023 年10 月28 日)」となります。今回初の開催となるもので、神奈川県相模原市の協力を得て、紅葉も始まる季節での宮ケ瀬湖沿いのコース往復約10kmをツーリングすることとなります。見学は自由となっております。


今回で向ヶ丘自動車学校でのSSPパラモトライダー体験走行会は5回目の開催となった。
新規参加者を中心にステップアッププログラムを行い、
それぞれがバイクに乗るという楽しみを再確認していました。


3回目のバイク体験となった松崎さん。
今回ライダーの装備がプロテクターになったことで「かなり動きやすくなりました。
(足はブーツのほうが良いだろうと、バイクにまたがってから変更となり)
すぐにパパパッといろいろ対応してくれてうれしいですね」と
走行後に話してくれました。


44年前にバイク事故で脊椎損傷、車いす生活を余儀なくされているものの、
チェアスキーなどを楽しんでいる野島さん。
走行中なかなか思い通りに走れなかったということで
「普通に走れるつもりでしたが、できませんでした。
もっと慣れが必要ですね。これからも体験走行会に通います」と
コメントしてくれました。


車いすライターとして活躍、今回取材もかねて参加となった赤澤さん。
スノーボードで事故をし、今回23年ぶりのバイクとなった。
事前にバランスをとるためのSSPオリジナルの自転車で何度も練習を重ねていました。
「この体験会については以前から知っていたのですが、転倒したら怖いと思ってて、なかなか参加できませんでした。
でも、見るのとやるのとでは大違いですし、みんなで楽しいことをやっている、
この感じがすごく良かったです。また来ます」と。


「バイクは昔、一度後ろに乗せてもらったことがあったのだけど、怖かった」という、
網膜色素変性症による視覚障害を持つ渡辺さん。
「ヘルメットに入ってくる風を受けて、スピードを感じることができて、すごく楽しかったです。
アクセル操作でバイクが動く感覚も感じることができましたし、バイクが傾く感覚もわかりました。
次は(直線だけでなく)カーブを走ってみたいです」。


2回目の参加となった右半身麻痺の山辺さん。
右手の開きが弱いことで、ブレーキとアクセルの操作が難しいこともありましたが、
その場で臨機に対応し無事に走行を終えた。
「疲れました。でもよかったです。いつかスロットル全開で走りたいです」
とまだまだ練習を重ねていくこととなりそうです。