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活動報告

10月30日
MOTO GENERATIONS in FUJI SPEEDWAY 2022

開催場所:静岡県富士スピードウエイ
パラモトライダー:7名
SSPスタッフ:約35名
天候:晴れ

 身体に障がいを持つパラモトライダーによるツーリングイベント「やるぜ!!箱根ターンパイク」のを実現させたSide Stand Project(SSP)は、引き続き、パラモトライダーの走行の場を提供すべく活動を展開していく中で、御縁をいただきまして、「MOTO GENERATIONS in FUJI SPEEDWAY 2022」に参加することとなりました。

 設立当初から協賛、そして車両の提供をいただいているMV AGUSTA JAPAN様が主催している「MOTO GENERATIONS in FUJI SPEEDWAY 2022」の走行枠に、パラモトライダーが走行できる機会を設けていただきました。

 それも、一般健常者とともにサーキットを走行するという機会となり、7名のパラモトライダーがこれに参加しました。走行するのは富士スピードウェイの本コース(4.563km)。秋も深まるタイミングでしたが、朝から快晴という素晴らしい天候の下、3回の走行枠を使い、先導車1台に付き2名ずつ、ひと枠4台での走行を行なうことができました。

 SSPが目指す、健常者も障がい者も当たり前のようにみんなで一緒に走れる活動が現実のものとなりました。もちろん、無事に事故なく開催を終了しました。これからもこの活動をさらに広げていけるよう、オートバイでつながる輪を大切に進めてまいります。

 次回のSSPパラモトライダー体験走行会は11月13日(日)、ホンダセーフティ&ライディングプラザ九州(HSR九州)〒869-1231 熊本県菊池郡大津町平川1500で Let‘sレンタイと併催開催を予定しております。


今回は、このパラモトライダー走行会に新しくボランティアで参加するメンバーも多く、
事前のレクチャーもいつも以上に長い時間をかけて行われました。


鈴鹿でのパラモトライダー走行会に2回参加し、
バイクでこの富士スピードウェイの本コースを
走行するのは20年ぶりだと話す阿部さんは
「やっぱり鈴鹿とは違う感動がある」ということでした。


栗本さんは「楽しいのひと言に尽きる。
周り(の健常者)と同じように走れるんだってことを改めて気づくことができた」と
走行後に話してくれました。


「富士はすごく走りやすく、周回を重ねるごとにペースアップもして行ってくれたので、
すごく楽しめました。なにより、健常者の一般の方々と一緒に走って、
障がい者でも走ることができるということを見せることができて、
両者が分け隔てなくバイクを一緒に楽しめる機会のきっかけになったら」と辰己さん。


午前中に自身の走行を終えたまがりさんと辰己さんは、
その後の走行枠はコースサイドへ移動。
SSPの仲間の走りをコースサイドで観る、ということも、
これまでにはあまりなかったことかもしれません。


健常者と障がい者が分け隔てなくバイクを楽しめる、
そんな第一歩となるイベントでした。